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米国とメキシコでオフロード四輪の生産能力を

 21年度の業績予想では、売上高1兆5500億円、営業利益400億円を見込む。従来予想に比べて、売上高は200億円上方修正した。航空宇宙システムでボーイング向けの受注減少を想定する一方、MC&Eと精密機械・ロボットでの需要増を見込んでいる。


川崎重工業の2021年度業績予想の概要
川崎重工業の2021年度業績予想の概要
(出所:川崎重工)
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川崎重工業のセグメント別2021年度業績予想
川崎重工業のセグメント別2021年度業績予想
(出所:川崎重工)
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 MC&Eに関しては、半導体をはじめとした部品不足や物流の混乱などによって、計画通りの生産ができずに製品供給に影響がでているという。入手可能部品に応じて生産・販売計画を変更できるようにする。製品面では、米国で需要が旺盛な4輪車オフロードモデルの事業を拡大していく。5年間で総額300億円を投資し、23年3月に米国工場の生産能力増強と23年度に生産開始するメキシコ工場を新設する。電動化やハイブリッド化の開発も進めていく。

オフロード4輪車
オフロード4輪車
川崎重工業の推定によると、北米でのオフロード4輪車の市場規模は、2019年の7000億円が2025年に1兆4000億円、2030年には2兆円になる。(出所:川崎重工)
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 エネルギーソリューション&マリンでは脱炭素分野、特に水素エネルギー活用の技術開発に注力する。NEDOグリーンイノベーション(GI)基金事業として21年8月に採択された液化水素サプライチェーンの商用化実証に取り組むほか、同年10月には舶用水素エンジンの開発が、同年11月には水素航空機向けコア技術開発がGI基金事業に採択されている。