住宅ローンなどを手掛けるアルヒは2021年11月11日、顧客のライフスタイルなどに合った「本当に住みやすい街」をAI(人工知能)で提案するWebサービス「TownU(タウニュー)」の提供を始めた。
新型コロナウイルス感染症対策の1つとして在宅勤務が普及する中、住みやすい街や家に対する価値観は顧客それぞれで多様化している。こうした背景を踏まえて、アルヒは顧客に合った街を提案できるように、TownUを開始した。
新サービスには、本当に住みやすい街を提案する「街診断」と、子育て・教育環境や生活利便性といった観点で街の施設情報などを提供する「街情報」の2つの機能を備える。
このうち、AIを活用しているのが、街診断だ。家族構成や年代、今住んでいる街についての評価といった顧客が入力した情報を、アルヒが持っている住宅ローン関連の情報や、不動産相場情報などと組み合わせて、顧客に合った街をAIで診断できるようにしている。
街情報でもアルヒが持っている情報を基に導き出した住宅ローンの平均金額などを掲載して、顧客が住宅購入の参考にできるようにしている。街情報ではこの他、街に関する口コミ情報や家賃相場などの不動産情報なども分かるようにしている。