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 トヨタ自動車は2021年11月12日、同年12月の世界生産計画を発表した。これまでの減産を補う挽回生産分を織り込み、グローバルで80万台レベルを予定しているという。80万台という生産台数は、前年同月の生産実績(約76万台)と同水準になる。

 同社は21年12月から22年3月にかけて、挽回生産を行う計画だ。国内では21年5月以来7カ月ぶりに、全14工場の28ラインを通常操業に戻す。21年度通期(21年4月~22年3月)のグローバル生産台数の見通しについては、引き続き900万台水準を維持する()。

トヨタ自動車の高岡工場
図 トヨタ自動車の高岡工場
(出所:トヨタ自動車)
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 新型コロナウイルス感染拡大に伴う部品不足(半導体を搭載する部品を含む)の影響を受けてトヨタはこれまで、国内外の工場で断続的に操業を停止してきた。21年9月と10月を合わせて、グローバルで60万台超を減産した。同年11月も10万台超の減産を行う予定である。

 トヨタ取締役執行役員の近 健太氏は、21年11月4日にオンライン開催した21年度上期(21年4~9月)の連結決算会見で、「減産リスクは以前に比べて小さくなっているが、ゼロになっているわけではない」と述べ、12月以降の生産計画の達成に向けて慎重な姿勢を示している。