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 米T-Mobile(T-モバイル)は2021年11月15日(現地時間)、同社の高速大容量5Gサービス「Ultra Capacity 5G」が全米2億人を対象とする規模に達したと発表した。当初目標の2021年末を前倒しして達成した。今後2年以内に米国人口の90%超に当たる3億人への対応を実現するとしている。

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 Ultra Capacity 5Gはミリ波など高い周波数を使う高速大容量のサービスである。T-モバイはこのほか、周波数の低い600MHz帯を使った5Gサービス「Extended Range 5G」も提供している。全米3億800万人が対象となる広大なカバレッジを実現している。同社はこの2つの5Gサービスを組み合わせることで、全米で最も広域に、信頼性の高い5Gサービスを提供可能とする。

 その根拠としてT-Mobileは、Ultra Capacity 5Gの接続性の高さを挙げている。米Verizonや米AT&Tも同様な2タイプの5Gサービスを用意しているが、T-Mobileは独umlautの協力を得てシンシナティ、クリーブランド、オーランド、ソルトレークシティーの4都市で調査を実施。Verizonのミリ波5Gサービス「Ultra Wideband」やAT&Tのミリ波5Gサービス「5G+」の接続可能時間は全通信時間中0~数%程度、一方のUltra Capacity 5Gは75%近くの接続を実現したという。それにより、T-Mobileの5Gダウンロード速度はAT&Tの4倍、Verizonの3倍高速としている。また、Verizon とAT&Tの高速5Gサービスはエリアがスタジアムの一部や屋外などに限られているとも指摘している。

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シンシナティ市の結果
シンシナティ市の結果
(出所:T-Mobile)
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関連リポート: Audit Report 2021/10 T-Mobile’s data performance in 4 markets, US
(出所:T-Mobile)
(出所:T-Mobile)
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 T-Mobileによれば、Ultra Capacity 5Gの性能は、2019年に経営統合したSprint(当時はソフトバンクの子会社)のら受け継いだ2.5GHz帯を含む低中高の周波数帯を活用する戦略に寄るところが大きいとする。なお、VerizonとAT&Tも既にCバンド(3.7G~3.98GHz)を使った5Gサービスの準備を進めているが、まだ顧客への提供開始には至っていない。