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 欧州で自動車の環境性能を評価する団体「Green NCAP」は2021年11月18日、新たに5車種の評価結果を発表した。試験したのは、電気自動車(EV)のトヨタ自動車「Lexus UX 300e」と日産自動車「Leaf e+」、プラグインハイブリッド車(PHEV)のフランスRenault「Captur E-TECH 160」とドイツVolkswagen「Golf GTE」、ディーゼルエンジン車のドイツAudi「A3 Sportback 35 TDI」の5車種。EVの2車種は5つ星、PHEVの2車種は3.5星、ディーゼルエンジン車は3つ星となった。

高評価だったLexus UX 300e
高評価だったLexus UX 300e
(写真:Green NCAP)
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 今回までは、クルマのテールパイプからの排出ガスのみ(Tank to Wheel)で評価している。すなわち、燃料がクルマに入ったあとの走行時の環境性能である。そのため、排気ガスが発生しないEVには有利な評価だった。2022年からは、走行中の排出ガスに、燃料を製造する時の排出ガスを加えたWell to Wheel方式に変える。これにより、EVは充電時の電力の発電方法によって異なる排出量が加算されることになる。

バランスよく好成績を出したLeaf e+
バランスよく好成績を出したLeaf e+
(出所:Green NCAP)
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低温環境でポイントを落としたUX 300e
低温環境でポイントを落としたUX 300e
(出所:Green NCAP)
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 UX 300eとLeaf e+は、どちらも最高評価を得たが、エネルギー効率のスコアがわずかに異なった。エネルギー効率の評価項目の中に、低温環境(-7℃)での走行テスト「WLTC+ CAT(Cold Ambient Temperature)」という項目がある。UX 300eは、低温時に車内を加熱するためにエネルギーを多く使用したことで消費電力が増え、Lexusが主張する航続距離より走行距離がかなり短くなった。そのため、低温環境スコアが10点満点中9.0となり、評価は「Good(良い)」より一段低い「Adequate(適切)」になった。一方のLeaf e+は、低温環境が9.7で「Good」となり、エネルギー効率スコアは9.9と高かった。