仙台放送は2021年11月25日、JCOMが展開する4Kチューナー「J:COM LINK」向けのサービスとして、東北大学加齢医学研究所と共同開発した「テレビいきいき脳体操アプリ」の提供を同日に開始すると発表した。
今回、提供を開始した脳体操アプリには、「運転技能向上トレーニング・アプリ」が搭載されている。J:COM LINKを設置している契約者は、各家庭のテレビとリモコンを用いて、テレビの画面で脳のトレーニングを行うことができる。高齢化が進む中で高齢ドライバーによる交通事故が社会課題になっているため、仙台放送は同アプリを継続的に利用してもらうことで、「安全運転寿命」を延ばすことも目指す。
仙台放送は、東北大学加齢医学研究所と産学連携により共同開発した「脳体操アプリ」のスマートフォン版のサービスを2020年から保険会社や自治体向けに提供し、ドライバーの運転技能向上や認知機能低下の抑制、安全安心なモビリティー社会の実現に向けて取り組んできた。2021年4月からは同アプリにAI(人工知能)を搭載し、個々のトレーニング状況をAIが解析してプレーヤーごとに最適なトレーニングへ調整する機能を拡張するなど、データ活用の幅を広げてきた。