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 東芝デバイス&ストレージは、耐圧が+200Vと高い車載向けフォトカプラーを発売した ニュースリリース 。同社によると、「当社従来品に比べて耐圧を2.5倍に高めた。+200V耐圧のフォトカプラーの製品化は当社初」という。クルマにおいて、電圧が+100〜200Vの信号をフィードバックする伝送路の電気的絶縁に使う。具体的な応用先は、車載バッテリー・マネジメント・システム(BMS:Battery Management System)におけるバッテリー電圧監視や機械式リレーの固着検出、地絡検出のほか、各種車載機器におけるアナログ信号フィードバックなどである。

耐圧が+200Vと高い車載向けフォトカプラー
耐圧が+200Vと高い車載向けフォトカプラー
(出所:東芝デバイス&ストレージ)
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 新製品は、フォトトランジスタと赤外色LEDを光結合させたもの。コレクター-エミッター間電圧の定格値(VCEO)が+200Vと高いフォトトランジスタを採用することで、耐圧を+200Vに高めた。

 新製品の型番は「TLX9188」である。絶縁耐圧は±3750Vを確保した。フォトトランジスタのコレクター電流(IC)と赤外光LEDの順方向電流(IF)の比(IC/IF)で求める変換効率は最小値が100%、最大値が600%。スイッチング時のターンオン時間は100μs(最大値)、ターンオフ時間は500μs(最大値)。「ターンオン時間とターンオフ時間の最大値を規定したため、新製品を単方向スイッチとして使える」(同社)。

 車載用ディスクリート半導体の品質規格「AEC-Q101」や、自動車業界向け品質マネジメント規格「IATF 16949」に準拠する。パッケージは、外形寸法が3.7mm×7.0mm×2.1mmの4端子SO6。動作温度範囲は−40〜+125℃。新製品の主な仕様は下表の通り。

新製品の主な仕様
新製品の主な仕様
(出所:東芝デバイス&ストレージ)
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 すでに販売を始めている。価格は明らかにしていない。