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 米Gartner(ガートナー)は2021年11月23日、2021年第3四半期におけるエンドユーザー向けスマートフォン販売台数が前年同期比で6.8%減少したと発表した。半導体部品不足による生産遅延により発売時期が遅れ、納期が長期化したことが原因としている。

関連プレスリリース1: Gartner Says Global Smartphone Sales Declined 6.8% in Third Quarter of 2021 - Smartphone Market Negatively Impacted by Supply Disruption

 Gartnerは、半導体不足が2022年第2四半期まで多くの産業に影響を与え続けるとの予測を2021年5月に発表している。今回の発表では、2021年第3四半期の状況として、RFチップや電源管理用チップなどの半導体部品不足により、世界規模でスマートフォンの生産に遅れが発生。スマートフォン全体の販売台数が落ちている一方で、最上位機種の販売台数は引き続き成長を続けている。

半導体不足は2022年第2四半期まで多くの産業に影響を与え続ける
半導体不足は2022年第2四半期まで多くの産業に影響を与え続ける
(出所:Gartner)
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関連プレスリリース2: Gartner Says Global Chip Shortage Expected to Persist Until Second Quarter of 2022

 ベンダー別販売台数では、2020年第3四半期に3位だった米Apple(アップル)が今期は2位に返り咲き、前年同期に2位だった中国Xiaomiが今期は3位に後退した。1位は変わらず韓国Samsung Electronics(サムスン電子)で、台数全体では前年同期比1.9ポイント減となったが、上位機種で、改良された折りたたみ式スマートフォンへの強い需要に牽引される形で販売台数が増加している。中国Xiaomi、Vivo、OPPOはいずれも販売台数を前期から増やした。

2021年第3四半期の世界のエンドユーザー向けスマートフォン販売台数(単位:千台)
2021年第3四半期の世界のエンドユーザー向けスマートフォン販売台数(単位:千台)
(出所:Gartner)
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関連プレスリリース3: Gartner Says Worldwide Smartphone Sales Grew 10.8% in Second Quarter of 2021 - Xiaomi Moved into the No. 2 Spot; Apple Dropped to No. 3

 Xiaomiは、欧州や中東における強力なオンラインチャネル主導の市場拡大戦略と、これらの地域での通信サービスプロバイダーとの提携によりシェアを伸ばしている。Vivoは、2021年第3四半期に世界のスマートフォンベンダー上位5社の中で最も高い前年比成長率(20.9%)を記録。同社も、欧州や中東などの新市場に参入すると同時に、2021年第3四半期に13台の新機種を発表し、小売店や体験型ストアなどオンライン以外での販売も強化する形で台数を増やしている。