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 小売り大手の米Walmart(ウォルマート)は2021年11月22日(米国時間)、同社が出資しているドローン技術を手掛ける米国のスタートアップ(新興)企業DroneUp(ドローンアップ)と共同で、米アーカンソー州でドローンによるオンデマンド配送を開始すると明らかにした。同州にあるウォルマートの店舗から、近郊の顧客に対して30分以内に商品を配送する。ドローンの離着陸場を3カ所設けて、週7日、午前8時から午後8時まで稼働する予定である。

WalmartはDroneUpとドローン配送を開始
WalmartはDroneUpとドローン配送を開始
(出所:Walmart)
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 3カ所の離着陸場のうち、アーカンソー州ファーミントンにある1カ所は既に稼働中である。対象となる顧客は、ドローンアップのサイトから注文できるという。配送対象の商品の種類は数千に及ぶとする。今後、数カ月以内に残りの2カ所をオープンさせる予定。同州ロジャースとベントンビルである。

 ウォルマートは全米に多数の店舗を構え、商品ラインアップも豊富である。4700以上の店舗に12万点の商品を取りそろえている。人口カバー率も高い。米国人口の約90%が住む場所から10マイル以内に店舗があるという。すなわち、ウォルマートはドローン配送の「インフラ」を既に持つ企業だといえる。実際ウォルマートは、これまで米国の複数の地域でドローンの試験運用を行ってきた。例えば、20年9月から10月にかけて、ネバダ州ノースラスベガスやニューヨーク州チークタワーガで、新型コロナウイルスの検査に向けた自己採取キットの配送を開始した。今回の取り組みを含めて、今後もドローン配送の運用に力を入れていくとみられる。