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 欧州で自動車アセスメントを手掛けるEuro NCAPは2021年11月25日、高速道路走行支援機能を搭載した7車種について、機能の格付けを発表した。格付けは4段階で、最高の「Very Good」となったのはドイツBMWの電気自動車(EV)「iX3」のみ。2番目の「Good」は米Ford Motor(フォード)のEV「Mustang Mach-E」とスペインSeat(セアト)「CUPRA Formentor」、3番目の「Moderate」にはスウェーデンPolestar(ポールスター)の高級EV「Polestar 2」と韓国・現代自動車のEV「IONIQ 5」、4番目の「Entry」に該当したのはトヨタ自動車の「Yaris」とドイツOpel(オペル)のEV「Mokka-e」だった。

急な割込みに対する反応をテストしているSeatの「CUPRA Formentor」
急な割込みに対する反応をテストしているSeatの「CUPRA Formentor」
(写真:Euro NCAP)
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 高速道路走行支援は、アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)と車線維持システム(LC)を組み合わせることで、同一車線内走行で一定の速度と前方車間距離を維持するもの。自動運転機能ではなく、ドライバーの運転を支援するものであり、ドライバーは常にステアリングを握り、道路に目を向けていなければならない。そのため、Euro NCAPでは、「運転支援能力」を試験するだけでなく、予期しない事態が発生した際にシステムがドライバーをどのように関与させるかという、「安全支援能力」も評価した。

 運転支援機能は、当初は高級車だけで提供されていたが、近年ではエントリーレベルの車種でも利用できるようになった。これらの技術は急速に進歩しているため、Euro NCAPでは法律上で許される自動化の程度や、応答しないドライバーに対するシステム側からの干渉など、さまざまなテスト項目を検討している。以下は各車種に対するEuro NCAPの評価コメント。