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 世界半導体市場統計(World Semiconductor Trade Statistics:WSTS)は2021年秋季予測を2021年11月30日に発表した ニュースリリース 。それによると、21年の半導体世界市場は前年比25.6%増と大きく成長し、5530億米ドル(約62兆4000億円)に達すると見込まれる。5000億米ドルを超えるのは初めて。22年は前年比8.8%増の6015億米ドル(約67兆8300億円)になると予測されている。

世界および地域別半導体市場
世界および地域別半導体市場
(出所:WSTS)
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 車載向けからすべての製品に広がった半導体不足や新型コロナウイルスのパンデミックによる働き方や生活の変化、SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)を合言葉にした地球環境問題への取り組み強化など、20年~21年にかけて、これまでにない変化が複数あり、それらが半導体の需要を押し上げた。25.6%増と21年の成長率を高く見込んだWSTSは、22年も強気の姿勢を崩さない。反動が表れるのではなく、成長は続くとみて、8.8%増と予測した。

 長期レンジで見ても、半導体の需要は増加している。世界市場が2000億米ドル台から3000億米ドル台になるには13年(00年→13年)を要したが、3000億米ドル台から4000億米ドル台になるには4年(13年→17年)しかかかっていない。今回の秋季予測通りになれば、4000億米ドル台から5000億米ドル台には同じく4年(17年→21年)を要するものの、5000億米ドル台から6000億米ドル台にはわずか1年(21年→22年)しかかからない。

 WSTS日本協議会は、円ベースの日本半導体市場の規模を発表している。それによると、21年は前年比22.0%増の約4兆7486億円を見込む。22年は同+10.3%増の約5兆2395億円になると予測した。日本市場が5兆円に達するのは08年以来になる。