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 放送サービス高度化推進協会(A-PAB)が2021年12月7日に開催した記者発表会で、2021年度中にBSで新チャンネルを開局する3社(BSよしもと、ジャパネットブロードキャスティング、BS松竹東急)が登壇し、チャンネルコンセプトについて説明した。

 BSよしもとは、2022年3月21日に「BSよしもと」を開局する。編成局長の松本幹景氏は、同チャンネルのコンセプトとして「地方創生」を挙げた。「吉本興業グループは、47の都道府県それぞれに吉本の芸人と社員が拠点を置き、笑いの力で地域活性化を目指す『あなたの街に住みますプロジェクト』を2011年から進めている。この取り組みを通じて、地方創生をコンセプトに、その地域の皆さんや自治体、企業と一緒に番組を企画していく。地域の魅力や出来事、ニュースなどの紹介はもちろん、地域活性化や課題解決のヒントなども生み出していきたい」と述べた。このほかに往年の名芸人が出演する番組などを含む吉本のアーカイブを活用し、時代を超えて楽しんでもらえそうなえりすぐりの作品を放送する。

 2021年度中に「BS Japanet Next(仮称)」の開局を予定するジャパネットブロードキャスティングも地方創生を編成の柱にする。執行役員を務める田知花隆司氏は、「当社のテレビのチャンネルコンセプトは、世の中に埋もれた素晴らしいものを見付けて、磨いて、伝えること」と述べた。このコンセプトに基づいて日本全国を巡る旅番組を放送していく。番組の中では、観光地だけではなく、その地域の人や食文化、名産品、歴史など、普段はあまり取り上げられないようなその土地ならではの魅力を伝える。番組で紹介した商品は、すぐその場で買えるような仕組みを作る。田知花氏は、「ジャパネットらしい地方創生を目指す」とした。このほかに、様々な著名人と一緒にゼロベースから企画を作る番組も放送する予定。さらに同社の放送チャンネルと連携するアプリを開発していることも報告した。「テレビと携帯電話機を同時に楽しむ視聴者が増えているので、テレビと連携するアプリを作ってしまおうと考えた。テレビを見ながら使うともっと楽しくなるようなアプリを目指して開発を進めている」とした。

 BS松竹東急(「BS松竹東急(仮称)」を2022年3月開局予定)の執行役員編成局長を務める中村敦史氏は、「様々な映画や歌舞伎など、エンターテインメントを通じて人々に感動を届けてきた松竹と、渋谷をはじめとした街づくりを行ってきた東急がコラボレーションをすることで生じる化学反応から新たな価値を生み出していく。当社ならではの良質なエンターテインメントを提供したい」と述べた。同社は映画、歌舞伎や劇場作品、オリジナルドラマを軸に編成を行う。「特にオリジナルドラマには力を入れていきたい」という。このほかにバラエティー、スポーツ、ドキュメンタリーといった様々なジャンルでオリジナル番組の制作を目指す。

 同日の会見では、新4K8K衛星放送を手がけるNHKと民放キー局系BS放送5社が共同で2021年12月下旬に新4K8K衛星放送のPRキャンペーンの第3弾を実施することも発表された。期間は12月25日から同31日で、1日ごとに異なるチャンネルで各局が誇る4K・8K番組を放送する。会場では同キャンペーンのナビゲーターを務める落語家の春風亭昇太さんが登壇し、各局の番組の見どころを語った。

■変更履歴
記事公開当初、「BSよしもと」の開局時期を「2021年3月21日」としていましたが、正しくは「2022年3月21日」です。また、「あなたの街に住みますプロジェクト」の開始時期を「2021年」としていましたが、正しくは「2011年」です。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。[2021/12/8 16:18]