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 オムロンは、オイルの色から経年劣化を検知できるカラーセンサーを「第6回スマートビルディングEXPO」(開催期間:2021年12月6~8日)に出展した。例えば、エレベーターに取り付けることで、駆動用潤滑油の劣化を検知できる。「1万円以下の価格で想定している。22年度中に製品化したい」と同社の担当者は明かした(図1)。

図1 オムロンが開発するカラーセンサー
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図1 オムロンが開発するカラーセンサー
組み込み型に加えて、点検に持ち運べる携帯型なども想定する。(撮影:日経クロステック)

 同社が開発するカラーセンサーは発光素子と受光素子を備えており、反射光から色を検知する。オイルの色に応じたRGB信号を出力することで、経年変化を区別できる。「小型サイズのため、容易に組み込める」(同社)と説明した(図2)。

図2 カラーセンサー出力のデモ画面
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図2 カラーセンサー出力のデモ画面
(撮影:日経クロステック)

 同社は応用先として、エレベーターや油圧機器などを想定する。エレベーターに使う潤滑油は、劣化すれば振動などの発生につながる。これまでは滑らかな駆動を保つため、一定の交換時期を設定することが多かった。

 ここで課題だったのが、まだ使える潤滑油まで交換する必要があったことだ。オムロンのカラーセンサーで潤滑油の状態を監視すれば、劣化直前のタイミングで交換できるようになる。このため、交換時期を設定する場合と比べて、潤滑油の使用期間を延ばせるというわけだ。

 潤滑油の劣化をカメラによる画像認識で判断する方法もあるが、「カメラを使った製品と比べても、低価格で提供できる」と同社エレクトロニック&メカニカルコンポーネンツビジネスカンパニーの担当者は力を込めた。同担当者によれば、「現状、油圧機器メーカーなどを中心に何社か問い合わせがある」という。