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 みずほ銀行は2021年12月15日、通帳を発行しないデジタル口座の「みずほe-口座」への自動切り替えを停止すると発表した。同行は2021年2月28日にe-口座への移行作業に絡んでシステム障害を起こし、e-口座への自動切り替えを当面見合わせると明らかにしていた。今回の措置で、デジタル口座への移行はさらに後ろ倒しになる。

 みずほ銀行は毎年1月末時点で、通帳記帳が1年以上ない口座をe-口座に自動的に切り替える計画だった。このほど、2022年1月末判定分以降に関しても、自動切り替えを停止することを決めた。同行は決定理由について「e-口座のより一層の機能向上を図るため」(広報)としている。再開時期は未定で、自動切り替えを再開する場合は、その条件も含めて、改めて案内するとしている。

 e-口座への移行は、みずほ銀行が2021年2月28日に起こしたシステム障害の原因になった。e-口座への一括切替処理をきっかけに、定期性預金システムの「取消情報管理テーブル」のインデックスファイル容量が設定を超過し、同システムに対する全ての更新処理ができなくなった。

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 結果的に、ATMが通帳やキャッシュカードを取り込んだままになる不具合が続発し、ピーク時は自行ATMの7割超に相当する4318台が一時停止した。その後もみずほ銀行でシステム障害の連鎖が止まらず、みずほフィナンシャルグループの坂井辰史社長や同行の藤原弘治頭取などが引責辞任する事態に発展した。