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 ホームセンター大手のカインズは2021年12月22日、東急ハンズを買収すると発表した。カインズが2022年3月31日付で、東急不動産ホールディングスが持つ東急ハンズの発行済み全株式を取得する予定だ。株式の取得額は非公表。デジタル技術の活用力をはじめとするカインズの経営基盤を活用しながら、東急ハンズと相互のシナジー創出に取り組む。

 カインズは2018年の「IT小売業宣言」以降、自前のIT人材獲得やシステム開発を進めてきた。これまでに、来店客が膨大な商品の中から店舗内で目当ての商品を探せるアプリなどを開発してきた。東急ハンズはカインズのデジタル基盤を活用するほか、2社がそれぞれ保有する商品や流通網などを相互に共有することで再成長を目指す。

 カインズの高家正行社長は会見で、1976年に設立した東急ハンズについて「45年にわたり独自の価値をつくられてきた」と評価した。また「東急ハンズは都市部の店舗が多く、郊外店の多いカインズとの相互補完性も高い」(同)と話し、今後は「パートナーとして新しいDIY文化をつくっていく」(同)と意気込みを語った。

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