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 ルネサス エレクトロニクスは、車載アクチュエーターやセンサー制御に向けた16ビットマイコンの新製品「RL78/F24」と「RL78/F23」を2021年12月16日に発表した ニュースリリース 。今回の新製品は、13年9月に発表したボディー系車載マイコン「RL78/F14」と「RL78/F13」の後継品である*。RL78/F14とRL78/F13の累計販売数は合わせて8億個にのぼり、「世界で大人気の車載マイコン」(同社)という。

* 関連記事 ルネサス、150℃で稼働するボディ制御向け16ビット車載マイコンを発売
新製品と応用イメージ
新製品と応用イメージ
(出所:ルネサス エレクトロニクス)
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 RL78/F24とRL78/F23は、RL78/F14とRL78/F13と同じCPUコア「RL78」を使いながら、高性能化や高機能化を図った。例えば、RL78の最大動作周波数は、従来のRL78/F14とRL78/F13では、対応する動作周囲温度により24MHzまたは32MHzだったが、新製品のRL78/F24とRL78/F23では、いずれの動作周囲温度でも40MHzになった。また、車載エレクトロニスの新しいアーキテクチャーであるドメインアーキテクチャーやゾーンアーキテクチャーへの対応を見据えて、セキュリティーと機能安全、通信面を強化した。新製品のRL78/F24とRL78/F23はEVITA-Lightをサポート可能なセキュリティー機能を備え、機能安全面ではISO26262 ASIL-Bをサポートできる。さらに、RL78/F24はCAN-FD通信に対応する。

新製品(RL78/F24とRL78/F23)と従来品(RL78/F14とRL78/F13)の主な違い
新製品(RL78/F24とRL78/F23)と従来品(RL78/F14とRL78/F13)の主な違い
(出所:ルネサス エレクトロニクス)
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 新製品のRL78/F24とRL78/F23の違いは、メモリー容量とCAN-FD通信のサポートにある。例えば、RL78/F24のフラッシュメモリー容量は256Kバイト、RL78/F23は128Kバイト。上述したように、RL78/F24はCAN-FD通信に対応するが、RL78/F23は対応しない。両製品とも、モーター制御用ハードウエアアクセラレーター、12ビットA-D変換器、タイマー、さらにLINやSPI、I2Cなどの通信インターフェースを備える。動作温度範囲の上限値は+150℃と高い。

新製品の機能ブロック図
新製品の機能ブロック図
(出所:ルネサス エレクトロニクス)
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 パッケージは32ピンQFNや100ピンQPFなどをそろえる。なお、RL78/F24とRL78/F14、RL78/F23とRL78/F13はそれぞれピン互換である。新製品のサンプル出荷は22年4月から開始し、量産は23年下半期の予定。応用開発用に、開発ボード「RL78/F24 ターゲットボード」と開発キット「RL78/F24 12Vモータコントロールエバリュエーションシステムスタータキット」を提供予定である。

ルネサスの車載マイコン一覧
ルネサスの車載マイコン一覧
新製品は一番下にある。(出所:ルネサス エレクトロニクス)
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