自動運転技術を手掛ける米Motional(モーショナル)は米Uber Technologies(ウーバーテクノロジーズ)と提携した。ウーバーの料理宅配サービス「Uber Eats(ウーバーイーツ)」を通じて、モーショナルの自動運転車で食事を配送する。まず、2022年初めに、米カリフォルニア州ロサンゼルス近郊のサンタモニカで始める予定だ。
モーショナルは、韓国Hyundai Motor(現代自動車) Groupと自動運転技術を手掛ける米Aptiv(アプティブ)が20年3月に設立した合弁会社である。モーショナルはこれまで、「ロボタクシー」と呼ばれるような移動サービス向け自動運転車を開発してきた。例えば、現代自動車の電気自動車(EV)「IONIQ 5」に、SAE(米自動車技術会)が定める「レベル4」相当の自動運転技術を搭載した車両を利用し、米Lyft(リフト)が23年からロボタクシーサービスを開始する予定である。今回、ロボタクシー向け車両を改装して、配送に用いる。