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 日立製作所と西日本鉄道は2022年1月11日、鉄道やバスの混雑時にスマートフォンからの移動経路検索で代替経路や寄り道を促す実証実験を2022年2月1日から3月7日まで実施すると発表した。混雑の緩和や商業施設の利用増加といった効果を検証する。

 実証実験の対象となる交通機関は、西鉄電車の天神大牟田線、太宰府線、甘木線と西鉄バスの天神・博多エリア、大橋駅・西鉄久留米線を通る路線だ。提案する寄り道先の対象は3000店舗以上。西鉄電車と西鉄バスのLINE公式アカウントと、西日本鉄道が提供するアプリ「にしてつバスナビ」から実証実験の参加者を1000人以上募る。

 参加者がスマートフォンから同社のWebアプリで移動経路を検索すると、混雑を回避するルートや寄り道の提案を含んだ移動パターンが表示される。西鉄電車と西鉄バスの路線の天候を加味した混雑推定や商業施設の混雑情報、目的地への経路、ユーザーの嗜好や特性に合わせた移動パターンを提案するという。

 実証実験は2021年3月に実施した実証実験の拡大版との位置付け。前回は福岡市の天神・博多エリアを通る西鉄バスを対象に実施し、人々が自発的に望ましい行動を選択するように促す「ナッジ」という行動科学の理論に基づいた情報の受容や有効性を検証した。今回の実証実験では範囲を広げ、ナッジを応用した技術による混雑ピークの平準化や総移動量の増加、商業施設への誘客への変化を検証する。