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 リコーは、超臨界二酸化炭素(CO2)を使ってポリ乳酸(PLA)を発泡させたシート材「PLAiR(プレアー)」のテスト販売を2022年1月12日に開始した(図1)。植物由来で生分解性があるPLAを、独自の「CO2微細発泡技術」で発泡させた。テスト販売により、緩衝材や梱包材、容器などへの活用の可能性を検証する。

図1 リコーがテスト販売する発泡PLAシート「PLAiR」のロール
図1 リコーがテスト販売する発泡PLAシート「PLAiR」のロール
(出所:リコー)
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 緩衝性・断熱性を備え、型抜きや印刷、溶着などの加工が可能(図2)。厚さ2mm、幅500mm、長さ80mのシートをロールに巻いて出荷する。PLAは廃棄後にコンポストで水と二酸化炭素に分解できる上、もともとトウモロコシやさとうきびが空気中の二酸化炭素から生成したデンプンを原料とするため、大気中の二酸化炭素を増加させない。このPLAにフィラーを少量加えて分散させ、フィラーを核に発泡させて均一な気泡を形成する工夫により、しなやかで破れにくい材料にした(図3)。

図2 PLAiRの加工例のイメージ
図2 PLAiRの加工例のイメージ
(出所:リコー)
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図3 PLAiRのシート
図3 PLAiRのシート
均一な発泡により破れにくくした。(出所:リコー)
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 リコーは20年1月の展示会でPLAiRを参考出展し、20年11月に市場開発のためのサンプル出荷を開始。自社製品には21年6月にはじめて、再生複合機の新製品「RICOH MP C4504RC SPF/C3004RC SPF」の緩衝材の一部として採用した。