米国とカナダの自動車ジャーナリストが選ぶ北米ビークル・オブ・ザ・イヤー(NACOTY)が2022年1月11日に発表され、ホンダの新型「シビック」が2022年北米カー・オブ・ザ・イヤーを獲得した。シビックは、2006年(第8世代)と2016年(第10世代)にも選ばれており、今回で3回目となる。
一方、トラック・オブ・ザ・イヤーは、米Ford Motor(フォード)の「Maverick」、ユーティリティービークル・オブ・ザ・イヤーもフォードの「Bronco」が獲得した。シビックを含む3車種はいずれもエンジン車だったが、どの部門でも最終選考には電気自動車(EV)がノミネートされていたのが目を引いた。
カー・オブ・ザ・イヤーの最終選考に残ったのは、シビックのほかにドイツVolkswagen(フォルクスワーゲン)の「Golf R/Golf GTI」、新興企業の米Lucid Motors(ルーシッド・モーターズ)の高級EV「Lucid Air」の3車種。その中でシビックは、低燃費、実用性、信頼性、運転の楽しさ、手ごろな価格などが評価されたという。ルーシッド・モーターズはシリコンバレーのベンチャー企業で、コンピューターシミュレーションを駆使した設計による高性能EVの開発を進めている。
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