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 2022年1月26日に全国複数の自治体でLGWAN(総合行政ネットワーク)で発生した障害について、牧島かれんデジタル大臣は2022年1月28日、機器の故障が原因だったことを明らかにした。

 LGWANは自治体間で情報共有したり、自治体内の業務に使ったりする通信ネットワークで、デジタル庁が所管する地方公共団体情報システム機構(J-LIS)が運営する。

 2022年1月28日の定例の記者会見で牧島デジタル相は障害の原因について、「原因は機器の故障だが、詳細はJ-LISに確認中」とした。またデジタル庁の対応としては、「所管の各種システムがあり、住民サービスへの影響もある」としたうえで、「再発防止に向けて(J-LISに)ヒアリングし、総務省とも連携してJ-LISへのガバナンスという意味でも責任を持って取り組んでいきたい」とした。

 LGWANのシステム障害を巡っては、2022年1月26日午前8時ごろからLGWANがつながりにくい障害が発生。マイナンバーカードを使ったコンビニエンスストアでの住民票などの交付や自治体職員のテレワークシステムなどが使えなくなる影響があった。2022年1月26日午後0時35分に一部復旧しコンビニ交付ができるようになり、2022年1月27日午前3時半ごろにはLGWANを使った全ての機能が利用できるようになった。