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 スウェーデンEricsson(エリクソン)は2022年1月27日、5G端末用のネットワークスライスサービスのカスタマイズを支援する「Dynamic Network Slice Selection」を発表した。これにより、スマートフォン上での一般顧客向けはゲーム用スライスを提供、企業顧客向けには高セキュリティースライスを提供するなど、さまざまなサービス提供が可能となる。端末のネットワークスリソースを活用すると同時に、ユーザー体験(UX)も最大限に引き出せるものになっているという。

(出所:Ericsson)
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関連ニュースリリース: Ericsson enables multiple tailored slices for smartphones with Dynamic Network Slice Selection launch

 Dynamic Network Slice Selectionは、Ericssonの5Gコアネットワークに追加される機能であり、5G端末上で複数のカスタマイズされたネットワークスライスが利用可能になる。この機能を適用することで、例えば、1つのスライスをモバイルブロードバンド用に、もう1つのスライスをゲーム用に使うことができる。また、仕事用に、ビデオ会議や業務用アプリ向けに高セキュリティースライスを用意することも可能となる。

(出所:Ericsson)
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 Dynamic Network Slice Selectionでは、ネットワークスライス上のアプリケーションをより効率的に運用するため、3GPP標準仕様に基づくURSP(user equipment route selection policies、特定の要件を持つアプリケーションやサービスを定義された特定のスライスに誘導する機能)にも対応する。この機能を5Gスマホと5Gネットワークインフラに実装することで、複数のネットワークスライスがスムーズに動作するようになる。

 こうした機能を活用することで、1台の端末上で複数のネットワークスライスを柔軟に構築すると同時に、最大のUXを引き出すことが可能となる。Ericssonでは、この技術が今後、効率的なエッジコンピューティングにも貢献する技術になるとしている。

 同社によると、複数ネットワークスライスに対応する商用スマホの開発は既に始まっている。まずは、企業顧客向けに高品質なコネクティビティーを提供するスマホが登場し、その後、一般顧客向けスマホやその他5G端末向けに展開される予定という。

関連文書: Ericsson Dynamic Network Slice Selection Tailored multiple slices for your smartphone