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 トヨタ自動車の国内工場の稼働再開に向けて、小島プレス工業が暫定ネットワークで対応することが明らかになった()。ここでいう暫定ネットワークとは、これまで使用していた本来のネットワークとは別の環境に構築したネットワークのこと。暫定ネットワークを使って、電子カンバンなどの情報をトヨタとやりとりする。

図 トヨタ自動車の高岡工場の生産ライン
図 トヨタ自動車の高岡工場の生産ライン
2020年6月時点の生産ライン。「ハリアー」を生産している様子。(出所:トヨタ自動車)
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 小島プレスによると、今回のシステム障害からの完全復旧への見通しは立っていない。1~2週間での完全復旧を目指して取り組んでいく。

 サイバー攻撃を受けたかどうかに関しては、脅迫文らしきメッセージが確認されている。外部の専門家に依頼して調査を進めるという。

 トヨタが小島プレスから調達しているのは、内外装の樹脂部品。具体的には、サイドモールやコンソールボックスなどという。今回の14工場28ラインの停止による影響は、約1万3000台であり、トヨタは、稼働再開により2022年3月全体の生産計画や21年度通期の生産台数の見通しへの影響はないとしている。また、海外工場の稼働への影響もないという。

 トヨタ向けにクルマを生産している日野自動車羽村工場とダイハツ工業京都工場でも、トヨタ向けの生産は再開となる。これらの工場とラインは、トヨタが稼働再開を決定した国内全14工場28ラインに含まれているという。