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 みずほフィナンシャルグループは2022年3月23日、グーグル・クラウド・ジャパンとデジタルトランスフォーメーション(DX)分野での戦略的提携に合意したと発表した。みずほはパブリッククラウドの「Google Cloud」を活用し、顧客ごとに最適化したマーケティングを提供したり、銀行機能を外部に提供するためのプラットフォームを整備したりする。

 顧客の了解を得た上で、顧客情報や各種の取引情報をGoogle CloudのAI(人工知能)で分析し、マーケティングに活用する。さらに、Google Cloud上に新たなプラットフォームを構築し、外部事業者に銀行機能を提供するBaaS(Banking as a Service)などを展開しやすくする。

 グーグル側が持つ最先端のセキュリティーエンジニアリングのノウハウや開発プロセスを取り入れ、顧客の要望に応じて迅速にシステム開発を進められる体制づくりも目指す。みずほを巡っては、2021年2月以降、システム障害が頻発。システム障害への対応に追われ、特に顧客接点のDXにおいて出遅れが目立っていた。

 みずほの木原正裕社長は今回の提携に当たって「新たな時代のお客さまニーズに対応すべく、グーグルとともにDXを進められることは、みずほにとって大きな力になる」とのコメントを寄せた。ただし、提携をスピード感を持って具体化できるかどうかは、勘定系システム「MINORI」などを安定稼働させられるかどうかにかかっている。