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 米T-Mobile(T-モバイル)は2022年3月17日(現地時間)、独BMWの米国初となる5Gコネクテッドカー「2022年型 BMW iX」「同BMW i4」に、T-モバイルが提供する「Magenta Drive for BMW」を搭載したと発表した。無制限の音声通話や5Gデータ通信に対応し、自動車をモバイルWi-Fiホットスポットとして複数の端末接続も可能な環境を提供する。

関連ニュースリリース1: T-Mobile Magenta Drive for BMW Powers America’s First 5G Connected Car
(出所:T-モバイル)
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  Magenta Drive for BMWでは、月額20米ドルを支払うことで下記のサービスが利用可能となる。

  • 携帯電話がなくても、車内から携帯番号を使って音声通話が可能
  • 携帯電話と自動車への同時着信にも対応
  • 同時に最大10台の端末との接続が可能
  • 互換性のあるBMW車両であればレンタカーなどでも利用可能

 車内では5GとWi-Fiを使用可能。現在、全米の州間幹線道路(Interstate Highway)の96%以上で5Gの利用が可能という。

 なおBMWは、日本でもNTTドコモと連携して、2022年3月1日から同じくBMW iXとBMW i4にて、日本初とする5GおよびコンシューマeSIM対応コネクテッドカーサービスを提供開始している。

(出所:NTTドコモ)
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関連ニュースリリース2: ドコモとBMWが日本初の5GおよびコンシューマeSIMに対応したコネクテッドカーサービスを開始

 こちらはドコモのワンナンバーサービスに対応し、月額550円(税込み)で、スマートフォンの電話番号と料金プランを使って車内で音声通話やデータ通信ができるものになっている。

(出所:NTTドコモ)
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 BMW iX、BMW i4には、あらかじめBMWコネクテッド・ドライブ用のeSIMが搭載されているが、今回は、これに加えてコンシューマeSIMと5Gモジュールも搭載することで5G対応とした。車内に搭載されたDSDA(Dual-SIM-Dual-Active)で2つのeSIMを同時にアクティブにすることで、BMWコネクテッド・ドライブでの通信に加え、コンシューマeSIMを使った音声通話やデータ通信、5G対応の車内向けWi-Fiのセットアップも可能になり、車内で最大10台までのWi-Fi接続と5G高速データ通信が利用可能になる。

(出所:NTTドコモ)
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 個人で所有する車両だけでなく、レンタカーやカーシェアでBMW iX、BMW i4を使用する際にも利用可能となる。今後発売される他のBMWモデルでも、本サービスの対応を行っていくとしている。