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 欧州Stellantis(ステランティス)と韓国LG Energy Solution(LGエナジーソリューション)は2022年3月23日、カナダに電気自動車(EV)用電池セルおよび電池モジュールを生産する合弁会社を設立すると発表した。この電池生産合弁会社は、ステランティスが北米で生産するEVに必要な電池の大部分を供給する。

(写真:Stellantis and LG Energy Solution)
(写真:Stellantis and LG Energy Solution)
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 合弁会社は、オンタリオ州ウィンザーで新しい電池生産事業を立ち上げるために、50億カナダドル(約4840億円、1カナダドル=96.8円換算)以上を投資する予定。工場の建設は22年後半に始まり、24年第1四半期に稼働を開始する。約2500人を新規雇用し、生産能力は年間45GWhを目指している。

 ウィンザーはカナダ最大の自動車産業集積地で、両社はここに電池生産工場を置くことで同地域に強力な電池のサプライヤーチェーンが確立されると期待している。ステランティスは20年代の終わりまでに、米国とカナダでの売り上げの半分以上をEVにすることを目指している。LGエナジーとの合弁で電池を生産することは、この目標を達成する足掛かりになるという。

 同社は、2030年までにEVのグローバル販売台数を年間500万台にする計画だ。欧州では乗用車の販売構成比の100%をEVとし、北米では乗用車と小型トラックの50%をEVにする。これらのEVに搭載するため、将来的には電池生産能力を400GWhに増やし、5カ所の電池生産工場と追加供給契約を結んでサポートする予定という。

 LGエナジーは、今回の合弁会社を含めて北米で年間200GWh以上の生産能力を確保した。これは高性能EVの250万台分に相当するという。同社は北米の各電池生産拠点に、合わせて46億米ドル(約5589億円、1ドル=121.5円換算)を投資する計画を発表している。