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 KDDI、三菱重工業、NECネッツエスアイは2022年3月29日、サーバーなどを液体で冷却する液浸冷却装置を使い、コンテナ型の小型データセンターを稼働させる実証実験に成功したと発表した。データセンターの消費電力効率を示す指標であるPUE(電力使用効率、Power Usage Effectiveness)は1.07と、業界最小水準を達成した。

 サーバーをKDDI、液浸冷却装置をNECネッツエスアイが持ち寄り、三菱重工が設計した冷却機構を実装した12フィートコンテナに収容して小型のデータセンターを構築。KDDIが中心となって、高温時の動作などさまざまな試験を2021年6月から三菱重工の共創施設「Yokohama Hardtech Hub」で実施してきた。

 その結果、空調空冷を使う一般的なデータセンターよりも消費電力を43%削減できることを確認した。低消費電力のコンテナ型データセンターが実用化すれば、既存のデータセンターの処理を補いやすくなるとしている。3社は今回利用した液浸冷却装置を大規模なデータセンターにも適用することを目指し、2022年4月1日からKDDIの施設で試験運用する。脱酸素の施策に今後も力を入れる方針だ。