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 アンテナなど放送受信機器の製造・販売を手掛ける日本アンテナ(東京・荒川)で、2022年3月28日からランサムウエア(身代金要求型ウイルス)とみられるサイバー攻撃によるシステム障害が発生している。3月31日には顧客対応窓口における電話と問い合わせフォームでの受け付けを再開したと発表したが、全面復旧には数週間程度かかる見通しだ。

 同社は3月28日朝の始業時に、社内パソコンからメールを送受信できず、一部サーバーへのアクセスもできなくなっている事態を確認した。パソコンと外部とのネットワーク接続を遮断したうえで調査したところ、メールシステムが停止していたほか、サーバー上のデータが暗号化され、金銭を要求する画面がポップアップ表示されたことからランサムウエアに感染したものと判明した。

 これを受けて同社は、システム障害が発生したことを3月29日に公表した。3月31日時点でも影響範囲を調査中で、安全が確保されるまではインターネットや社内LANの利用を停止している。情報流出などは同日時点で確認できていないとした。同社は調査を進めるとともに、緊急度の高い業務アプリケーションから順次、代替サーバーに移行させている。