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 中国ZTEと米Qualcomm(クアルコム)は2022年3月31日(現地時間)、タイの大手通信事業者AIS(Advanced Info Service)と連携して、世界初とする2.6GHz帯と26GHz帯を使った5G NR-DC(New Radio Dual Connectivity)フィールドテストを実施したと発表した。移動通信端末1台でのピーク時下りリンク速度8.5Gビット/秒(bps)、ピーク時上りリンク速度2.17Gビット/秒を確認できたとしている。

(出所:ZTE)
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ZTEのニュースリリース: AIS, Qualcomm and ZTE announce world's first 5G NR-DC showcase for 2.6GHz and 26GHz in Thailand Qualcommのニュースリリース: AIS, Qualcomm and ZTE announce world's first 5G NR-DC showcase for 2.6GHz and 26GHz in Thailand

 サブ6(6GHz未満の周波数帯)とミリ波で構成される今回のNR-DC実験は、タイKoratにあるAISの商用5G基地局を使っている。ZTEは最新のミリ波AAU(Active Array Units)搭載ネットワークインフラを提供。試験用端末にはQualcommのSnapdragon X65 5Gモデム-RFシステムが使われている。

 この環境にて、2.6GHz帯の帯域幅100MHzの1キャリアと26GHz帯の同200MHzの4キャリアを使用し、ピーク時下りリンク速度8.5Gビット/秒、ピーク時上りリンク速度2.17Gビット/秒を達成した。

(出所:ZTE)
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 3社は、この技術を用いることで、一般顧客から産業分野まで幅広いユーザーの要求に対応する高い性能と柔軟性を兼ね備えた通信を提供することができるという。5Gミリ波による高速通信のタイへの導入を加速していきたいとしている。

 また、今回の実験では遅延時間も短縮できたとする。今後はオンラインでのゲームストリーミングや自動運転車の制御、遠隔からのリアルタイムでのロボット操作実現に向けて、さらなるデータ通信の高速化を図っていくという。