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 TVerは2022年4月4日、民放公式テレビ配信サービス「TVer」において「TVer ID」の提供を4月1日に開始したと発表した。同社の代表取締役社長を務める龍宝正峰氏は2021年12月に開催された総務省の有識者会議において、ユーザーIDの導入を予定していることを報告していた。

 これまでTVerは、ユーザーが利用する端末間での連携ができず、個々の端末での視聴状況が分離して管理されていた。「TVer ID」でログインすることにより、視聴中のテレビ番組の再生終了位置や、お気に入り番組のリストが端末を横断して共有されるので、ユーザーはコンテンツをどの端末からでもスムーズに視聴できるようになる。

 日本テレビ放送網は「TVer」上で2021年10月から地上波の同時配信サービスを提供しているが、TVerは「予定されている在京民放5社のリアルタイム配信(地上波の同時配信)を視聴する際に、『TVer ID』でログインしているユーザーは配信開始後でも番組冒頭から視聴を楽しめる『追っかけ再生』機能を利用することが可能になる」としている。

「TVer ID」でのログインによって利用できる機能
「TVer ID」でのログインによって利用できる機能
(出所:発表資料から)
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 TVerは「TVer ID」の導入によって、同社が展開するTVer広告の価値も向上するとしている。「従来は実現できなかった端末を横断したユーザー管理が実現でき、TVer広告でも端末を横断したユーザー単位での広告のフリークエンシーコントロールが可能となる」という。また、「コンテンツ視聴データやインタレストデータを当社のファーストパーティーデータとして正しく管理・拡充していき、ユーザーと広告主の双方にメリットのある広告体験とコンテンツ体験の最適化を目指す」「外部の事業者とのサービス連携や、テレビ放送とのデータ連携を模索し、テレビコンテンツを起点とした、従来にはないサービスをユーザーや広告主に提供していくことを目指す」としている。

発表資料