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 月桂冠は2022年4月6日、同社の基幹系システムがランサムウエアに感染し、システム障害が発生したと発表した。ランサムウエアによる不正アクセスを確認したのは4月2日で、4月3日に関連するサーバーを停止したり外部とのネットワークを遮断したりして対応した。障害が発生したのは同社の受注出荷システムなどで、現時点で復旧のめどは立っていないという。

 受注出荷システムの一部がランサムウエアにより暗号化されていることを確認した。影響を受けたサーバーや従業員のパソコンにランサムウエアの脅迫メッセージが届いていることも確認したという。営業系や技術系など他のシステムへの影響やランサムウエアの感染経路、不正アクセスを受けた情報の内容などは現在調査中。現時点では「外部への情報流出は確認していない」(同社広報)とする。

 月桂冠では現在、対策としてネットワークに接続するパソコンの使用を禁止しており、「ほぼすべての日常業務に影響が出ている」(同)。一方でメールサーバーには不正アクセスは確認されておらず、業務用スマートフォンからはメールを閲覧できる状況だ。今後の対応について同社広報は「障害が発生した受注出荷システムの代わりに電話やFaxなどを活用し、4月7日から受注を再開する」と話す。