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 米Intel(インテル)は、暗号資産のマイニングに向けたハッシュ関数アクセラレーターIC「Intel Blockscale ASIC」(図1)を2022年4月4日(現地時間)に発表した ニュースリリース 。同社はこのICについて、22年2月の投資家向け会議「Investor Meeting 2022」や半導体の国際学会「International Solid-State Circuits Conference(ISSCC) 2022」でも紹介している*。今回、製品として正式発表し、22年第3四半期に出荷を始めることを明らかにした。

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図1 「Intel Blockscale ASIC」
図1 「Intel Blockscale ASIC」
(出所:Intel)
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 新製品は、256ビットのハッシュ値を算出する「SHA-256」のアクセラレーターICである。最大演算速度は、580GH(ギガハッシュ)/秒である。同社の長年の研究開発成果の適用によって、演算性能に加えてエネルギー効率が高いことが特徴だとする。最大エネルギー効率は26J(ジュール)/TH(テラハッシュ)という。アプリケーションに応じて、演算性能と消費電力のトレードオフを最適化できるとし、消費電力は4.8~22.7Wである。

 温度および電圧センサーをオンチップで備える。動作温度範囲は+50~+85℃。最大10Mビット/秒のUARTポートを備える。7.5mm×7mmのフリップチップLGAパッケージに封止する。Intelは応用開発に向けてリファレンスハードウエア設計とソフトウエアスタックを用意している。

 今回、新製品のユーザー4社も発表された。英Argo Blockchain(アルゴ ブロックチェーン)、米Block(ブロック)、カナダ HIVE Blockchain Technologies(ハイブ ブロックチェーン テクノロジーズ)、米Griid Infrastructure(グリッド インフラストラクチャー)である。これら4社は、新製品ベースの新システムを構築するという。