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 アウディジャパンとポルシェジャパンは2022年4月19日、日本国内での電気自動車(EV)用急速充電器の展開に関する業務提携を締結した。充電ネットワークの整備や充電時間の短縮によって顧客体験を高め、EVの普及を進める狙いがある。この業務提携により、両ブランドのEVのオーナーは同年7月1日から、両社が設置した150kW急速充電器(CHAdeMO規格準拠)を相互利用できるようになる。

業務提携を発表するアウディジャパンのブランドディレクター、マティアス・シェーパース氏(左)とポルシェジャパン代表取締役社長のミヒャエル・キルシュ氏
業務提携を発表するアウディジャパンのブランドディレクター、マティアス・シェーパース氏(左)とポルシェジャパン代表取締役社長のミヒャエル・キルシュ氏
(撮影:日経クロステック)
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 ポルシェジャパンはスイスABBと共同で開発した150kW急速充電器を国内で展開しており、今後この充電器をさらに増やしていくという。22年12月末までにアウディジャパンとポルシェジャパンによる150kW急速充電器の設置数を102基に増やす計画だ。ユーザーは共通のアプリをダウンロードすることで両社の充電器を利用できる。

 今回の業務提携では、設置対象を150kW急速充電器に限定した。50kW急速充電器では充電時間30分でバッテリーを約27%しか充電できないが、150kW急速充電器なら約81%も充電できる。アウディジャパンのブランドディレクターであるマティアス・シェーパース氏によれば、現在の日本に設置されている公共の急速充電器の99%以上が出力50kW未満のものであり、充電ネットワークを充実させることで日本でのEV販売増につなげる。

 今回の業務提携の対象は、アウディジャパンとポルシェジャパンのみとなっている。ただ、フォルクスワーゲングループジャパンの代表取締役社長でもあるシェーパース氏は、同社が将来的にこの枠組みに加わる可能性を示唆した。

ポルシェ ターボチャージングステーションに設置されている150kW急速充電器
ポルシェ ターボチャージングステーションに設置されている150kW急速充電器
(出所:ポルシェジャパン)
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