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 ルネサス エレクトロニクスは、PCI Express Gen 6.0(PCIe 6.0)対応のクロックバッファーICを11製品と、クロックマルチプレクサーICを4製品発売した ニュースリリース 。「PCIe 6.0対応に向けて新規開発した業界初のクロックバッファーICとクロックマルチプレクサーICである」(同社)。PCIe 6.0対応の同社のクロックジェネレーターICと今回の新製品とを組み合わせることで(図1)、「データセンターやクラウドコンピューティング、ネットワーキング、および高速産業用途向けのPCIe 6.0タイミングソリューションを提供できる」(同社)。

図1 PCI Express Gen 6.0(PCIe 6.0)に対応する3種のクロックICがそろった
図1 PCI Express Gen 6.0(PCIe 6.0)に対応する3種のクロックICがそろった
製品パッケージと応用先のイメージである。(出所:ルネサス エレクトロニクス)
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 同社によると、PCIe 6.0では、64G転送/秒の高いデータレートと、100fs未満という小さなRMSジッター値の両立が要求される。新製品の付加ジッターは4fsと非常に小さいため、システムで許容できるジッターバジェットに及ぼす影響も極めて小さいという。付加ジッターが小さいことに加えて、新製品の特徴として、入出力遅延時間が1.4nsと短いことや、出力間スキューが35psと小さいこと、電源電圧変動除去比(PSRR)が-80dB(100kHz時)と高いことを挙げている(なお、4fsの付加ジッターは今回の新製品の全てに当てはまる仕様だが、その他の仕様は全製品の中での最良値である)。

 新製品のクロックバッファーICの型番は「RC190xx」で、出力数が4/8/13/16/20/24の11製品から成る(図2)。クロックマルチプレクサーICの型番は「RC192xx」で出力数2/4/8/16の4製品から成る。なお、PCIe 5.0以前に対応するクロックICとして開発・提供してきた製品の中で、PCIe 6.0に対応できることを確認できた製品が複数ある。それらを合わせると、記事執筆時点でのPCIe 6.0対応クロックバッファーICは13製品、クロックマルチプレクサーICは5製品、クロックジェネレーターICは3製品を数える(図3)。

図2 新製品の機能ブロック図
図2 新製品の機能ブロック図
左がクロックバッファーICの「RC190xx」。右がクロックマルチプレクサーICの「RC192xx」である。(出所:ルネサス エレクトロニクス)
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図3 PCI Express Gen 6.0(PCIe 6.0)に対応するクロックIC一覧
図3 PCI Express Gen 6.0(PCIe 6.0)に対応するクロックIC一覧
(出所:ルネサス エレクトロニクス)
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 複数の同社製品を組み合わせた動作検証済みサブシステム「ウィニング・コンビネーション」の1つ「Intel Xeon CPU 搭載サーバ向けソリューション」には、今回の新製品のクロックバッファーICや、21年2月に発表したクロックジェネレーターIC「9SQ440」*が含まれている(図4)。

* 関連記事 次世代Xeonサーバー向け、ルネサスがクロックジェネレーターIC
図4 「Intel Xeon CPU 搭載サーバ向けソリューション」と呼ぶ「ウィニング・コンビネーション」の機能ブロック図
図4 「Intel Xeon CPU 搭載サーバ向けソリューション」と呼ぶ「ウィニング・コンビネーション」の機能ブロック図
(出所:ルネサス エレクトロニクス)
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