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 韓国Hyundai Motor(現代自動車)は2022年4月19日、米IonQ(イオンQ)と量子コンピューターによる機械学習を、画像分類と3D物体検出に利用するプロジェクトを開始すると発表した。量子コンピューターは、膨大なデータを従来より高速かつ正確に処理できる。量子コンピューターで機械学習させることで計算機能の向上を目指す。

(写真:Hyundai Motor)
(写真:Hyundai Motor)
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 イオンQは、画像を量子状態にエンコードする技術を用いて、43種類の道路標識を分類する実験を始めている。次の段階として、両社は機械学習データを現代自動車のテスト環境に適用し、実世界の様々なシナリオをシミュレーションする予定。

 さらにこのプロジェクトの一環として、両社は3D物体検出の対象を道路標識から歩行者や自転車などの他の物体にも拡大することを検討している。イオンQの量子コンピューター「IonQ Aria」で物体認識タスクを実行することで、より効率的な処理を低コストで実現できるとしており、将来、より高度な周囲認識機能を持つ安全システムの開発につながると見ている。

 両社は、1月に量子コンピューターを使った電気自動車(EV)向けリチウム電池材料の開発で協力を発表している。今回は量子コンピューターを使った二つ目の取り組みとなる。