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 牧島かれんデジタル相は2022年4月26日の閣議終了後の記者会見で、デジタル庁発足時から事務方トップのデジタル監を務めていた石倉洋子氏が同日付で退任した理由について「デジタル庁の立ち上げという当初の役割を果たせたものとして、適切なタイミングで次の世代に引き継ぎたいとの(本人の)意向があった」と説明した。

一部報道で出ていた、石倉氏の体調不良を退任理由とする見方については「一時期は体調を崩されていた時期があった」としたうえで「リモートワークでデジタル庁の業務に関わっていた」と述べた。

 石倉氏の後任にはデジタル庁のCDO(Chief Design Officer、最高デザイン責任者)を務めていた浅沼尚氏が就任した。牧島デジタル相は「デジタル庁は常に国民目線やユーザーの視点を重視してきた。(浅沼氏に対して)UI(ユーザーインターフェース)/UX(ユーザーエクスペリエンス)を備えたシステムやサービスを提供していくことの重要性を発信していただけるものと期待している」との考えを示した。

 浅沼氏は同日のデジタル監就任会見で「私の使命は生活者視点のサービスをつくり、それを届けるチームをつくることだ」と抱負を語り、「生活者視点」に力を込めた。「サービスを生活者視点でデザインする考え方やアプローチをデジタル庁に浸透させる。官民のデジタルインフラを今後5年でつくり上げるため、中長期でプロジェクトに関わる人々が同じ目標に向かい、十分に力を発揮できるチームづくりに注力する」との方向性も示した。

デジタル庁の新体制を発表する牧島かれんデジタル相(左)とデジタル監に就任した浅沼尚氏
デジタル庁の新体制を発表する牧島かれんデジタル相(左)とデジタル監に就任した浅沼尚氏
(撮影:日経クロステック)
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