KDDIは2022年4月26日、高速バス大手のWILLER(ウィラー)と資本業務提携したと発表した。両社で手掛ける定額モビリティーサービス「mobi(モビ)」の事業拡大や新サービス創出などに向けて連携を強化する。KDDIがWILLERに出資するが、出資額は非公開としている。

 mobiはWILLERが2021年夏に開始した相乗り型のモビリティーサービス。30日間5000円(税込み)の定額料金で指定エリア内が乗り放題になる。KDDIは2022年1月に設立したWILLERとの共同出資会社、Community Mobilityを通じてmobi事業に参画した。Community Mobilityは4月にmobiの運営を本格的に開始した。

 KDDIとWILLERは今回の資本業務提携を通じてmobi事業を強化するほか、KDDIが持つ人流データなどを活用した交通業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進、5G(第5世代移動通信システム)や自動運転などの先端技術を活用した新たな移動サービスの創出、両社の会員基盤の拡大などを目指すという。

 同日、三井物産もWILLERとの資本業務提携を締結したと発表した。三井物産は2019年にWILLERのシンガポール子会社WILLERSに出資していた。今回の資本業務提携を通じてWILLERとの関係を一段と強化し、日本を含むアジア地域での次世代モビリティー事業を強化していく。