三井住友銀行は2022年5月1日、4月30日に発生したシステム障害の原因などを明らかにした。一部設定の不備に伴い、国内の勘定系システムとATMチャネル間の中継システムにおいて処理時間が長くなったことが原因だった。同行は5月1日にプログラムを修正し、システム上の対応策を講じる。
同行によると、システム障害は5月1日午前0時半ごろから順次復旧し、午前10時ごろに不安定な状態は解消した。システム障害の影響を受けた顧客に対しては個別に連絡を取り、顧客の意向を踏まえて対応する方針だ。
関連記事: 三井住友銀行のシステム障害がほぼ解消、障害箇所を特定・回避システム障害は4月30日午後5時35分ごろに発生した。勘定系システムとATMチャネル間のシステム接続が不安定になり、(1)同行本支店ATMでの他行カード取引とクレジットカード取引、(2)コンビニATMでの同行カード取引とクレジットカード取引、(3)PayPayなどへの入金チャージ、(4)SMBCデビットカード、(5)公営競技投票――が利用しづらくなった。
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