米Google(グーグル)は、マイクロLED技術を手掛ける米国のスタートアップ(新興)企業Raxium(ラキシウム)を買収した。2022年5月4日(現地時間)に明らかにした。同技術は高精細・高輝度であることから、スマートフォンやスマートウオッチ、AR(Augmented Reality)グラス、VR(Virtual Reality)ヘッドセットなどに向けた次世代ディスプレーとして期待されている。買収後、グーグルの「Devices & Services」チームに加わる予定である。

Raxiumが想定するマイクロLEDの用途
Raxiumが想定するマイクロLEDの用途
(出所:Raxium)
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 グーグルは具体的な買収目的を明らかにしていない。だが、ここ数年、AR分野を強化していることから、ARグラスへの適用を見据えているもようだ。

 20年には、ARグラスを手掛けるカナダの新興企業North(ノース)を買収している。グーグルはかつて、コンシューマー(民生)用途のARグラス「Google Glass」を手掛けていたが普及せず、B to B(業務用途)にシフトした経緯がある。ノースはARグラスを民生向けに販売していたため、ノース買収のころから民生用ARグラスにグーグルが再参入するのではないかと噂されている。ラキシウムの買収もその一環とみられる。

 マイクロLEDを手掛ける企業は多い。ラキシウムが特徴としてうたっているのが、例えば画素ピッチの狭さである。同社のWebページの情報によれば、3.5μmだとしている。