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 化学専門商社のハイケム(東京・港)は2022年5月9日、電子材料大手の中国、蚌埠中恒新素材技術(安徽省 以下、中恒新素材)から調達した半導体材料の代理販売を始めると発表した。半導体の封止材や放熱材の原料を日系企業に供給する。不足が深刻化する半導体材料の調達ルートを増やし、安定供給につなげたい考えだ。

 ハイケムは中恒新素材と販売代理店契約を結び、主に半導体封止材用充填剤(フィラー)として使う「球状シリカ」や、半導体や電池の放熱材として使う「球状アルミナ」の販売を始める(図1、2)。これらの材料は、回路を形成した半導体チップに樹脂封止や配線などを施して使える形にする「後工程」に使うものだ。

図1 半導体封止材用充填剤(フィラー)として使う球状シリカ
図1 半導体封止材用充填剤(フィラー)として使う球状シリカ
(出所:ハイケム)
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図2 半導体放熱材料に使う球状アルミナ
図2 半導体放熱材料に使う球状アルミナ
(出所:ハイケム)
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 ハイケムによれば、中恒新素材は中国で球状シリカの出荷で3位の実績を持ち、原料となる石英の採掘から一貫生産ができるという。材料の安定供給や価格競争力で強みを持つ。半導体や電子部品、化粧品材料として幅広い供給実績を持つ。

 ハイケムは今後も中国系企業との取引を増やし、化学品の輸出入販売や製造に力を入れていくとする。