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 韓国・現代自動車(Hyundai Motor)は2022年5月5日、米国モンタナ州のボーズマンに新しい研究所「Hyundai New Horizons Studio(NHS)」を開設したと発表した。NHSは「究極のモビリティー・ビークル(Ultimate Mobility Vehicles:UMV)」の開発に焦点を当てる。同社の経営ビジョン「人類の進歩」の下、今後5年間で2000万ドルを投資することを計画している。ボーズマンの研究所はNHSの本部として機能し、各種UMVの試作、フィールド試験、アプリケーションの開発を支援する。

5月5日に開かれた新研究所の開所式
5月5日に開かれた新研究所の開所式
(写真:Hyundai Motor)
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 ここでいうUMVは、従来のクルマでは走行困難な地形でも移動できるモビリティーなどのことを指す。NHSでは、最初に2つのUMVモデルの開発に集中する。1つ目は、危険な地形を走行しながら様々な種類の荷物を運ぶ無人変形走行ロボットだ。これはCES 2022で発表した「PnD(Plug&Drive)モジュール」を発展させたものとなる。

CES 2022で発表した「PnD(Plug&Drive)モジュール」の概念説明模型
CES 2022で発表した「PnD(Plug&Drive)モジュール」の概念説明模型
(写真:Hyundai Motor)
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