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 米Alpha and Omega Semiconductor(A&O)は、USB4やThunderbolt 4、HDMI 2.1などの高速インターフェースに向けた静電気放電(ESD)保護ダイオードを発売した ニュースリリース 。応用先はノートPCやデスクトップPC、家庭用ゲーム機、4K/8Kテレビ、スマートフォンなどである。新製品では、端子間容量を同社従来品の0.15pFから0.075pFへと半減した。これで、「信号ライン上の高速信号に対する端子間容量の影響が小さくなるため、伝送エラーの発生を抑えやすくなる」(同社)。

USB4やThunderbolt 4に向けたESD保護ダイオード
USB4やThunderbolt 4に向けたESD保護ダイオード
(出所:Alpha and Omega Semiconductor)
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 同社は新製品を「過渡電圧サプレッサー(TVS)」と呼んでいる。型番は「AOZ8S205BL2」である。3つのダイオードを1つのパッケージに収めている。新製品1つだけで、1組の差動信号ライン(2本の信号ライン)に対する双方向のESD保護が可能である。ピークパルス電流(IPP)は3A(最大値)。ただし、クランプ電圧(VCL)は+13V(標準値)と若干高い。ESD耐圧は、気中放電モデルと接触放電モデルに対して±9kV、人体帯電モデル(HBM)に対して±8kV。パッケージは、実装面積が0.63mm×0.33mmと小さい3端子WLCSPである。

新製品の応用例
新製品の応用例
1つのパッケージに3個のダイオードを内蔵したため、1組の差動信号ラインに対する双方向でESD保護が可能である。(出所:Alpha and Omega Semiconductor)
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 このほか、端子間容量が0.15pFでクランプ電圧が+6Vと低いESD保護ダイオード「AOZ8S204BL2」を併せて発売した。同社の従来の0.15pF品は、クランプ電圧が+10.5V(標準値)と高かった。新製品はクランプ電圧が低いので、より電力量が大きいESDサージを吸収できる。ピークパルス電流(IPP)は8.5A(最大値)。ESD耐圧は、気中放電モデルと接触放電モデルに対して±20kV、人体帯電モデル(HBM)に対して±8kVを確保した。

 2製品どちらも、動作電圧が+3.3Vと+5Vの2タイプを用意した。新製品の主な仕様は下表の通り。すでに2製品どちらも量産出荷を始めている。1000個購入時の参考単価は、0.075pF品が0.135米ドル。0.15pF品は0.114米ドルである。

新製品の主な仕様
新製品の主な仕様
(出所:Alpha and Omega Semiconductor)
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