「こういうドライブ体験も面白いな」。そう感じさせてくれたのが、トヨタ自動車の高級車ブランド「LEXUS(レクサス)」がブランド体験型施設「LEXUS MEETS…」(東京ミッドタウン日比谷1階)で2022年6月1日~7月31日に実施する位置連動型音声AR(拡張現実)試乗サービス「#Discover Yourself」である(https://lexus.jp/magazine/20220518/1394/car_interview_drivingcp.htmlにて同年5月18日から先着順で受け付け)。試乗車は、同ブランドのSUV(多目的スポーツ車)「NX450h+」「同350h」「同350」となっている。同年5月中旬、この試乗サービスの開始に先駆けて体験してきた(図1)。
今回の試乗サービスの特徴は、著名人のナビゲーターが設定したコースを同乗したMC(Master of Ceremony)とドライブし、その際に収録したトークやコースに合わせた音楽を、試乗者が同じコースを走りながら聞ける点だ。試乗者の走行している地点とトークを収録した地点を一致させることで、まさに追体験をしているような感覚を与えてくれる。
例えば、ヒップホップ・アーティストのKREVA氏がナビゲーター、ラジオDJ(ディスクジョッキー)のサッシャ氏がMCを務めるコンテンツでは、首都高速道路湾岸線や東関東自動車道館山線、東京湾横断道路(東京湾アクアライン)など東京湾を1周するルートを走行しながら、その場その場で、「おとぎの国の……に住んでいた」「葛西臨海公園の観覧車は……」のようなKREVA氏の思い出や思い入れをちりばめたトークを聞ける(図2)。
KREVA氏は、東京都江戸川区育ち。コースの途中で通過する葛西臨海公園は彼にとって思い出の地だ。そんな同氏のエピソードを聞きながら、首都高湾岸線を走り抜けていける。トークとトークの合間には、そのコースに合わせて選定された楽曲が、音楽ストリーミングサービス「Spotify」で流れてくる。