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 米Analog Devices(ADI:アナログ・デバイセズ)は、MEMS技術で製造した3軸加速度センサーICの新製品を発売した ニュースリリース 。応用先は、バイタルサインモニターなどのヘルスケア機器のほか、補聴器やスマートウオッチ、スマートホーム機器などである。

消費電力半減の3軸MEMS加速度センサーIC
消費電力半減の3軸MEMS加速度センサーIC
(出所:Analog Devices)
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 新製品の特徴は、消費電力が少ないこと。測定モード時の消費電力は970nW(標準値)で、ウェイクアップモード時は200nW(標準値)である。同社によると、「当社従来品に比べて、どちらのモード時でも消費電力を1/2に低減した。このため、ヘルスケア機器などのバッテリー駆動時間を延ばせるようになる」という。

 新製品の型番は「ADXL367」。3軸MEMS加速度センサー素子や、逐次比較レジスター(SAR)方式の14ビットA-D変換回路、アンチ・エイリアシング・フィルター、FIFOメモリー、デジタル出力インターフェース回路、電圧レギュレーター回路、温度センサーなどを1チップに集積した。「電力効率が高いSAR方式の14ビットA-D変換回路を採用したことに加えて、電圧レギュレーター回路の集積などで消費電力を半減させた」(同社)。

新製品の内部ブロック図
新製品の内部ブロック図
(出所:Analog Devices)
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 加速度の測定範囲は、±2gと±4g、±8gの中からユーザーが選択できる(gは重力加速度)。測定範囲が±2gのときの最小分解能は0.25mg/LSB。出力データレートは12.5〜400Hz。ノイズ密度は、出力データレートが400Hzのときに170μg/√Hz(標準値)と低い。「ノイズ密度は、当社従来品に比べると30%程度低減した」(同社)。デジタル出力インターフェースは4線式のSPI、もしくはI2Cバスである。

 電源電圧範囲は+1.1〜3.6V。スタンバイ時の消費電流は40nA(標準値)。パッケージは、外形寸法が2.2mm×2.3mm×0.87mmの12端子LGA.動作温度範囲は−40〜+85℃。すでに量産出荷を始めている。1000個以上購入時の参考単価は2.95米ドルである。