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 韓国・起亜自動車(Kia Motors)は2022年5月18日、韓国の華城生産拠点内に電気自動車(EV)の生産に特化した新しい工場を建設すると発表した。23年前半に着工し、25年後半から生産を始める予定。生産能力は、年間10万台から始め、EV市場の成長に合わせて年間15万台まで拡張できる。

2030年までに世界EV市場のシェア12%(323万台)を目指す
2030年までに世界EV市場のシェア12%(323万台)を目指す
(写真:Kia Motors)
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 新工場では、CO2排出量を削減する技術と最先端の自動化プロセスを組み合わせる。環境への影響を最小限に抑えるため、クリーンな塗装工場と省エネルギー設備を導入するという。また、最新のデータ管理、接続性、ロボット工学技術を組み合わせた同社のエコ生産システム「E-FOREST」を導入する。

 新工場では、まず同社初のEV専用モデルとなる新たな中型EVを生産する。このEV専用モデルは、同社のスケートボード型プラットフォーム「eS」をベースにする。eSプラットフォームは様々なサイズのEVモデルに柔軟に対応できるものになるという。

 コードネーム「SW」と呼ばれているモデルの発売に続き、超小型EVからモバイルオフィスなどに使用できる大型EVまで多様なモデルを展開する計画だ。これらのEVには、車載ソフトウエアを無線でアップデートできるOTA(Over the Air)機能を搭載し、コストを低減し使い勝手を向上させる。

 起亜自動車が所属する現代自動車グループ(Hyundai Motor Group)の22年第1四半期のEV販売台数は7万6801台で、前年同期比73%増となっている。同グループは、2030年までに世界で323万台のEVを販売し、世界EV市場のシェアを12%まで拡大することを目指している。