Zホールディングス(HD)は2022年5月23日、ユーザーの権利保護を目的とした「ZHDデータプロテクション基本方針」を策定したと発表した。グループ全体を対象とし、ユーザーのパーソナルデータなどの取り扱いの原則を定めた。

 基本方針として「ユーザープライバシーファースト」を掲げた。その実現のために「ユーザー利益の優先」「透明性の確保」「権利利益の保護」「コントロール権の尊重」「セキュリティ」の5つの原則を設定した。グループ各社の社内規定などに優先する、最上位概念と位置付けている。

 ZHDグループ各社のユーザープライバシー対応は、LINE社が海外拠点でLINEアプリ利用者の個人情報を扱っていた問題が引き金となって変化している。同問題を巡ってZHDが設置した特別委員会は2021年10月公開の最終報告書で、主要事業会社における独立性の高いData Protection Officer(データ保護責任者、DPO)の設置、NIST(米国標準技術研究所)が定めるプライバシーフレームワークへの準拠などを提言した。

 ZHDは今基本方針の主な具体策として、グループ各社でDPOの設置、NISTプライバシーフレームワーク導入などを推進するとしている。