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 東北大学東北メディカル・メガバンク機構(ToMMo)は2022年5月23日、第一三共と武田薬品工業およびMICINとともに、ウエアラブルデバイスを活用した共同研究を開始したと発表した。腕時計型のウエアラブルデバイスを2000人の被験者に配布して1年間装着してもらい、睡眠状態や心拍、活動量などの生活習慣データを取得する。取得したデータはToMMoが持つコホート調査のデータと合わせ、個別化医療や創薬研究に活用する予定だ。

共同研究の概要
共同研究の概要
(出所:東北大学東北メディカル・メガバンク機構、第一三共、武田薬品工業、MICIN)
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 ToMMoは従来、調査票を使って被験者の生活習慣の調査を実施していたが、調査票は自己申告形式のため内容が被験者の主観に左右されやすかった。2020年11月からは日本製薬工業協会などと共同で、ウエアラブルデバイスを使って生活習慣データを集める研究を試験的に実施したが、被験者は約30人と小規模にとどまっていた。同調査を通じて生活習慣データの蓄積にウエアラブルデバイスが有効であると判断し、より大規模な今回の調査へと発展させた。

 調査を含めた研究期間は2022年3月から2025年3月まで。被験者はウエアラブルデバイスを装着するほか、血圧も測定する。自動でデータ測定と保存ができる温湿度計により、寝室の温度、湿度も測定する。