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 米Vuzixは2022年5月24日、同社のAR(Augmented Reality)グラス(またはスマートグラス)製品についてのプライベートショーを日本で開催。その中で、2022年1月に米ラスベガスで開かれた国際展示会「CES 2022」で初公開したARグラス「Vuzix Shield」も出展した。

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Vuzix Shieldを装着したところ
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Vuzix Shieldを装着したところ
先行して発売された姉妹機の「Vuzix Blade」に比べると、つるの部分がやや太くなり、やや重くなった。(写真:日経クロステック)

 Vuzix Shieldは、超小型のマイクロLEDディスプレーを利用した世界初のARグラス製品。画素数が4K相当で30フレーム/秒の映像を両目で、つまり3次元(3D)映像として見ることができる。ただし、色は緑色単色である。

 13M(1300万)ピクセルでオートフォーカスのステレオカメラやマイク、スピーカーも実装した。グラスのつる自体がスピーカーになっている。無線通信機能としては、Wi-Fi、Bluetooth 5.0などを採用した。そしてこれらは、8CPUコアを用いたマイクロプロセッサーで制御する。OSには「Android 10」を搭載した。価格は未定だが、夏頃に量産を始めるとする。

4K×両目の超高精細映像に参加者が驚き

 プライベートショーの参加者が驚いたのは、ARグラスを通して見える重畳映像の美しさだ。緑色の単色ではあるが、“画素感”をまったく感じさせない超高精細の映像が3D動画として空中に浮かんで見える。従来のARグラスでは多くが片目だけの映像表示で、重畳映像が見える位置の幅が狭く、頭を動かしてグラスが微妙にずれると映像が見えなくなることも多かったが、今回は頭を動かしても非常に安定して映像が見えていた。

映像は緑色だが超高精細
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映像は緑色だが超高精細
写真の映像は2次元的だが、両目で見ると自然な3D映像になる。(写真:日経クロステック)

 映像は米Microsoft(マイクロソフト)のMR(Mixed Reality)ゴーグル「Hololens」同様、導波路と2段階の回折格子(日経クロステックの推定)を通して目に届くようになっている。視野角(FOV)は水平方向が24.2度、垂直方向が13.7度、対角では「30度」(Vuzix)だという注1)

注1)ただし、FOVの水平24.2度、垂直13.7度というカタログ情報と三平方の定理で対角のFOVを計算すると約27.8度となって30度には届かない。
アイボックス(Eyebox)がうっすら分かる
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アイボックス(Eyebox)がうっすら分かる
グラス中は2段階の回折格子(日経クロステック推定)で、映像のアイボックスを広げている。(写真:日経クロステック)