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 日清紡マイクロデバイスは、オーディオ機器に向けたオペアンプICの新製品を発売した ニュースリリース 。応用先は、携帯型デジタル・オーディオ・プレーヤーや携帯型ヘッドホンアンプ、USB接続のD-A変換装置(USB-DAC)、家庭向けオーディオ機器、プロフェッショナル向けオーディオ機器、カーオーディオ機器などである。

オーディオ機器に向けたオペアンプIC
オーディオ機器に向けたオペアンプIC
(出所:日清紡マイクロデバイス)
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 新製品の特徴は、全高調波ひずみ(THD)や入力換算雑音(ノイズ)電圧密度といったオーディオ特性が優れていること。具体的には、全高調波ひずみは0.000012%(標準値)、入力換算ノイズ電圧密度は2.5nV/√Hz(標準値)とどちらも低い。同社によると、「全高調波ひずみと入力換算ノイズ電圧密度はいずれも、当社の製品の中で最も低い。競合する米Texas Instruments(TI:テキサス・インスツルメンツ)や米Analog Devices(ADI:アナログ・デバイセズ)の低ノイズオペアンプICを凌駕(りょうが)する性能ではないが、比較対象になるレベルを達成した」という。

新製品の全高調波ひずみ(THD)
新製品の全高調波ひずみ(THD)
全高調波ひずみ(THD)は0.000012%(標準値)と低い。入力信号の周波数が1kHzにおける値である(出所:日清紡マイクロデバイス)
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新製品の入力換算雑音(ノイズ)電圧密度
新製品の入力換算雑音(ノイズ)電圧密度
入力換算ノイズ電圧密度は、1kHの周波数において2.5nV/√Hz(標準値)と低い(出所:日清紡マイクロデバイス)
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 新製品の型番は「NJM8830」。オペアンプ回路を2個内蔵したデュアル品である。利得帯域幅積(GB積)は90MHz(標準値)。スルーレートは30V/μs(標準値)。出力は電源電圧いっぱいまで振ることができる。電源電圧はプラスとマイナスの2つが必要で、その範囲は±2.0〜±5.25V。消費電流は6.5mA(標準値)。パッケージは、外形寸法が3.0mm×3.0mm×0.7mmのDFN8-W1(ESON8-W1)と、5.2mm×6.2mm×1.55mmのHSOP8-M1を用意した。新製品の主な仕様は下表の通り。

新製品の主な仕様
新製品の主な仕様
パッケージの違いで2製品を用意した。1つは、外形寸法が3.0mm×3.0mm×0.7mmのDFN8-W1(ESON8-W1)に封止した「NJM8830KW1」。もう1つは、5.2mm×6.2mm×1.55mmのHSOP8-M1に封止した「NJM8830GM1」である。どちらも、電気的な特性(オーディオ特性)は同じである(出所:日清紡マイクロデバイス)
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 新製品の量産は22年7月に開始する。量産規模は10万個/月を予定している。サンプル価格は、DFN8-W1(ESON8-W1)封止品が440円(税込み)、HSOP8-M1封止品が385円(税込み)である。