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部品製造時の生産性4倍に

 [3]は、金型表面と鋼板の隙間に水を流し込んで鋼板を直接冷却する技術。従来に比べて焼き入れ所要時間を縮められるのが利点だ。今回、金型内の流体解析を基に冷却水の流速を最適化し、寸法精度などの品質の安定化を実現するとともに、部品製造時の生産性を従来比で4倍に高められたとしている。

 日本製鉄によると、熱間成形で高強度な部品を得るホットスタンプは、冷間プレス成形が難しい高強度領域に適している半面、冷却時間が長く生産性が低いという課題があった。両社は[1]~[3]によってこれらの課題を解決し、軽量Bピラーの量産化を実現した。

 日本製鉄は、自動車車体の軽量化と安全性能向上に向けて次世代鋼製自動車コンセプト「NSafe-AutoConcept」(NSAC)を掲げ、先進的な素材開発と共に、素材性能を最大限に引き出すための部品構造やその構造を具現化する加工技術の開発に取り組んでいる。軽量Bピラーで採用した技術は、その一環として開発した。今後も、NSAC技術の適用範囲を拡大し、自動車の軽量化と衝突安全性能の向上、温暖化ガス排出量の削減を推進する。